ソフトバンクユーザーは、月額料金を抑えるためにスマホとセットで割引を受けられるネット回線を自宅で使いたいですよね。
ソフトバンク向けのセット割対応光回線は、色々な種類が存在しています。
この記事ではソフトバンクにおけるスマホとのセット割の特徴や、安くネット+スマホを使うためにおすすめの光回線の種類などについて解説します。
Contents
ソフトバンクユーザーなら「おうち割光セット」が使える
ソフトバンクユーザー向けに、スマートフォンと自宅向けインターネット回線のセット割引として「おうち割光セット」という割引サービスが展開されています。
ソフトバンクユーザーで自宅・外出先の両方においてインターネットを安く使いたい場合は、おうち割光セットをできる限り活用していきましょう。
おうち割光セットの特徴
おうち割光セットは、適用させれば家族のスマホ回線も含めて毎月最大1,100円×10回線分の割引を受けられます。
おうち割光セットの特徴やメリットについて、詳しく見ていきましょう。
ソフトバンク+対象ネット回線の利用で毎月割引が受けられる(永年)
ソフトバンクと対象ネット回線を契約しつつおうち割光セットを申し込めば、1回線につき毎月最大1,100円の割引を永年で受けられます。
スマホや自宅向けネット回線の割引サービスには期間限定のものもたくさんありますが、おうち割光セットであれば期限なく長い間ずっと割引を受け続けられますよ。
ちなみにソフトバンクでは他に家族で対象プランを契約していれば最大1,210円割引となる「新みんな家族割」も展開していますが、併用して月額割引を受けられますよ。
離れて暮らす家族や同居中の恋人・友人など含めて最大10回線まで割引
おうち割光セットは、最大10回線までの割引に対応しています。
おうち割光セットは自分が所有する回線だけでなく、同居する家族・離れて暮らす家族や同居している恋人・友人といった広い範囲に適用させることが可能です。
周りにソフトバンクユーザーが多ければ多いほど、恩恵を大きく受けられますよ。
ドコモ光セット割やauスマートバリューよりセット割対象者の範囲が広い
ソフトバンクのおうち割光セットは、ドコモやauのスマホとネット回線のセット割に比べて割引対象にできる人の範囲が広いです。
例えばドコモ光とドコモスマホのセット割は同居家族＋離れて暮らす三親等以内の家族、同居する事実婚・同性パートナーが対象です。
auスマートバリューは同居する同一姓の家族＋50歳以上の別住所の家族が対象となっています。
ソフトバンクのおうち割光セットなら同居している恋人や友人は別姓でもOKとなっているので、より広い範囲の人を割引対象にできますよ。
またソフトバンクとのセット割に対応する光回線は、比較的たくさん存在していることも見逃せません。
おうち割光セットは、ソフトバンクユーザーがスマホを安く使うために絶対に見逃せない存在です。
【注意点】おうち割光セットを適用するには有料オプションの加入が必須
おうち割光セットを申し込むにあたって、契約している光回線では対応する有料オプションへの加入が必須となっています。
オプションを申し込み忘れていると割引は受けられないことになるので、ご注意ください。
ソフトバンク光はオプションパックが必須
ソフトバンク光でおうち割光セットを適用させるには、月額550円～のオプションパック契約が必須です。
オプションパックには以下の3つが含まれています。
- 光BBユニット（通常月額513円）
- Wi-Fiマルチパック（通常月額1,089円）
- ホワイト光電話（通常月額513円～）／BBフォン／光電話（N）（通常月額550円～）＋BBフォンのいずれか1つ※10ギガプランはホワイト光電話のみ対応
光BBユニットは「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4」という回線の高速化オプションに必須なルーター、Wi-Fiマルチパックは光BBユニットでWi-Fi通信をするためのオプションなので、どちらも事実上ソフトバンク光の利用には必須となっています。
光電話等の電話サービスも、固定電話を自宅で使いたい場合は必要なオプションです。
事実上光回線を使っていくうえで必要なオプションばかりで構成されているので、必須と言ってもそこまでユーザーへの負担になることはありません。
NURO光・Fon光はNURO光でんわが必須
NURO光やFon光では、おうち割光セットを適用させるためにNURO光でんわのオプション契約が必須です。
NURO光でんわは光電話サービスで、月額330円（その他エリア）～550円（関東、北海道）となっています。
こちらは光電話を自宅で使う予定がない場合はちょっと負担がかかるオプション内容となっているので、ご注意ください。
【注意点】おうち割光セットと併用できない割引やキャンペーンがある
おうち割光セットは、いくつか併用できないキャンペーン・オプションも存在しています。
例えば過去のプランで展開されていた「U25ボーナス」や「Wi-Fiセット割」などは併用できません。
家族で通信量をシェアできる「データシェア」系プランも対象外です。
現在ソフトバンクにおいてなんらかの割引サービスを活用している場合は、併用可能かどうか事前に確認しておきましょう。
おうち割光セット対象の光回線
おうち割光セットは、以下の回線とソフトバンクをそれぞれ契約している場合に申込可能です。
- ソフトバンク光
- SoftBank Air
- NURO光
- Fon光
- 光マッハ
- Cひかり
- Swift光
- WUU!光
- ライン光
- KiminiBB
- ファミリーギガ
- エナジー光
- ネクスト光
- ブラスト光
Fon光以下の光回線はNURO光と同じ回線を別会社が提供しているもの＝OEM回線と呼ばれるものになります。
またSoftBank Airは、光回線ではなく専用ルーターを自宅に設置することで通信可能なモバイル回線サービスですよ。
おうち割光セット対象回線でおすすめなのはソフトバンク光・NURO光・Fon光の3つ
おうち割光セットを申し込むにあたっておすすめの対応ネット回線は、ソフトバンク光、NURO光、Fon光の3種類です。
NURO光のOEM回線はたくさんありますが、最大速度はNURO光と同じでありつつキャンペーン込みでの利用料金は基本的にNURO光の方が安いのであえて選ぶ必要性は薄くなっています。
NURO光のOEM回線を選ぶのであれば、基本的には直接本家のNURO光を選んだ方がお得ですよ。
Fon光もNURO光のOEM回線ですが、月額料金が通常3,980円となっていてNURO光よりも安いので例外的におすすめとなります。
ソフトバンクユーザーならおうち割光セット対応の光回線がいちばん安い？⇒実はそうとも限らない
ソフトバンクユーザーはソフトバンク光などの対象ネット回線を使えば「おうち割光セット」を適用できますが、実は細かく料金を比較するとおうち割対象外の光回線から選んだほうが安い場合もあります。
光回線各社でキャッシュバック等の豪華なキャンペーンが開催されているため、割引額や設定されている月額料金等を合わせると最終的にもっと割安になる場合もしばしばあるのです。
ソフトバンクユーザーであってもコミュファ光・auひかり・ソネット光等の方が安い場合もある
コミュファ光やauひかり、ソネット光といった光回線はauとのセット割に対応している光回線サービスですが、実はソフトバンクユーザーがあえて選んでもおうち割光セットを適用したソフトバンク光等より安上がりになるケースがあります。
ソフトバンクユーザーが安く使えるのはおうち割対応3回線+コミュファ光・auひかり・ソネット光あたり
ソフトバンクユーザーが自宅向けのネット回線を申し込むにあたって、安く使えるのはおうち割光セット対応のソフトバンク光、NURO光、Fon光に加えて東海地方・長野限定のコミュファ光・全国対応のauひかりやソネット光辺りが候補になりやすいです。
とくにコミュファ光は割引を受けるソフトバンクが1～2回線程度しかないなら圧倒的最安になるケースがあるので、要チェックですよ。
おうち割対応3回線+コミュファ光・auひかり・ソネット光は通信速度も速い
インターネットユーザーがスピードテスト結果を投稿しているWebサイト「みんそく」における、2023年1月8日時点の各回線の実測速度を最大速度と合わせて表にまとめてみました。
| ソフトバンクユーザー向け光回線の最大速度・実測速度（2023年1月8日時点） | ||
| 最大速度 | 実測速度 | |
| ソフトバンク光 | 上下1Gbps | 下り324.57Mbps・上り247.72Mbps・Ping16.61ms |
| NURO光 | 下り2Gbps・上り1Gbps | 下り486.75Mbps・上り535.4Mbps・Ping12.52ms |
| Fon光 | 下り2Gbps・上り1Gbps | 下り658.81Mbps・上り587Mbps・Ping12.44ms |
| コミュファ光 | 上下1Gbps | 下り495.8Mbps・上り558.86Mbps・Ping15.73ms |
| auひかり | 上下1Gbps | 下り476Mbps・上り451.48Mbps・Ping15.86ms |
| ソネット光 | 上下1Gbps | 下り269.76Mbps・上り246.82Mbps・Ping16.08ms |
以上の通りどの回線も非常に高速となっているので、速度を理由にこの中からどこかに絞る必要性は薄いです。
【住居タイプ×家族内のソフトバンクスマホの台数】パターンごとのおすすめ光回線
ここからは、
- 住んでいる住居のタイプ（戸建・集合住宅）
- 家族(離れて暮らす家族や、いっしょに暮らす恋人・友達なども含む)内のソフトバンク回線数
に応じたおすすめの光回線を紹介します。
自分の当てはまる項目をチェックしてみて、光回線選びの参考にしてください。
戸建て×家族内のソフトバンクスマホが1台の場合
まずは戸建住宅において、家族内のソフトバンクスマホが1台の場合おすすめの光回線がどれかを紹介します。
ランキングで月額料金や2年間の合計料金（初期費用＋光電話込みの月額料金×24ヶ月-キャッシュバック、セット割といった還元）をまとめたので、ご覧ください。
| 順位 | 光回線名 | 2年間の実質料金 | 対応エリア |
|---|---|---|---|
| 1位 | コミュファ光(お得な申し込み先) | 42,800円 | 東海、長野県 |
| 2位 | NURO光(お得な申し込み先) | 73,200円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
| 3位 | Fon光(お得な申し込み先) | 75,172円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
| 4位 | ソネット光(お得な申し込み先) | 90,612円 | 日本全国 |
戸建住宅でソフトバンクスマホが1台なら、最安はコミュファ光でした。
コミュファ光は東海・長野限定の光回線ですが、2年間の実質料金が第2位のNURO光と比べても3万円以上安上がりで圧倒的となっています。
第2位のNURO光も地域限定の光回線で、NTTが設置したものの使われていないダークファイバー回線を使っているため高速・快適ですよ。
第3位のFon光はNURO光の回線を使用・こちらもエリアはNURO光と同じで料金が安めです。
なお第4位のソネット光にも日本全国対応という見逃せないメリットがあるので、3位までの回線がエリア外の方は検討してみてください。
集合住宅×家族内のソフトバンクスマホが1台の場合
続いて、集合住宅で家族内にソフトバンク回線が1つある場合の月額料金や2年間の実質料金をもとにおすすめランキングを作ってみました。
| 順位 | 光回線名 | 2年間の実質料金 | 対応エリア |
|---|---|---|---|
| 1位 | auひかり(お得な申し込み先) | 35,742円 | 集合住宅:日本全国 |
| 2位 | コミュファ光(お得な申し込み先) | 43,240円 | 東海、長野県 |
| 3位 | ソフトバンク光(お得な申し込み先) | 60,420円 | 日本全国 |
| 4位 | ソネット光(お得な申し込み先) | 61,572円 | 日本全国 |
集合住宅でソフトバンクスマホユーザーが1人なら、auひかりが最安となりました。
auひかりは集合住宅であれば日本全国対応となっているので、どこに住んでいても建物・エリアが対応していれば問題なく利用できますよ。
第2位は東海・長野限定のコミュファ光で、戸建住宅と同様おうち割光セットには対応していないものの安く使えます。
第3位のソフトバンク光はおうち割光セット対応ですが、1～2位の回線と比べるとだいぶ維持費が上がってしまうことにご注意ください。
ソフトバンク光は日本全国対応なので、第1～2位の回線がエリア外の地域に住んでいる人でも割引を受けられる点はメリットに挙げられますね。
戸建て×家族内のソフトバンクスマホが2台の場合
続いて、戸建住宅に住んでいて家族内のソフトバンクスマホが2台ある場合で料金を比べてみました。
ソフトバンクスマホが2回線ある条件なので、月額-1,100円×2＝-2,200円を24ヶ月割引→52,800円の割引を受けられる前提で2年間の実質料金を計算しています。
| 順位 | 光回線名 | 2年間の実質料金 | 対応エリア |
|---|---|---|---|
| 1位 | コミュファ光(お得な申し込み先) | 42,800円 | 東海、長野県 |
| 2位 | NURO光(お得な申し込み先) | 46,800円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
| 3位 | Fon光(お得な申し込み先) | 48,772円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
| 4位 | ソフトバンク光(お得な申し込み先) | 70,980円 | 日本全国 |
ソフトバンク回線が2回線ある場合も、戸建住宅ではコミュファ光が最安でした。
第2位・第3位もNURO光やFon光で、1回線のみの場合と変わりありません。
ただし3位まではいずれも地域限定のサービスなので、東北地方など対象エリア外に住んでいる人には第4位のソフトバンク光が最安となります。
集合住宅×家族内のソフトバンクスマホが2台の場合
続いて、集合住宅においてソフトバンクスマホが家族内に2台ある場合でも料金を比べてみました。
2回線分の割引額、2,200円×24（ヶ月）＝52,800円を「2年間の月額料金＋初期費用」から差し引いて計算しています。
| 順位 | 光回線名 | 2年間の実質料金 | 対応エリア |
|---|---|---|---|
| 1位 | ソフトバンク光(お得な申し込み先) | 34,020円 | 日本全国 |
| 2位 | auひかり(お得な申し込み先) | 35,742円 | 集合住宅:日本全国 |
| 3位 | コミュファ光(お得な申し込み先) | 43,240円 | 東海、長野県 |
| 4位 | NURO光(お得な申し込み先) | 46,800円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
| 5位 | Fon光(お得な申し込み先) | 48,772円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
集合住宅でソフトバンクスマホが2台以上であれば、一番割安なのは日本全国対応のソフトバンク光となっています。
おうち割光セットを適用し、他社よりも安く使うことができますよ。
建物がソフトバンク光に非対応な場合やもっと光回線の速度を重視したい場合は、第2位のauひかりを検討してみるのも良いですね。
東海地方で速度重視の場合は、第3位のコミュファ光を選ぶのも料金を気にしないのであればOKです。
戸建て×家族内のソフトバンクスマホが3台以上の場合
戸建住宅に住んでいて家族内にソフトバンクスマホが3台以上ある場合の月額料金や2年間の実質料金を比べてみました。
前項よりさらに1回線増えるので、割引額も1,100円×24＝26,400円アップします。
なお以下の表には3台として料金を記載していますが、4台以上ある場合は1台につき26,400円加算することで2年間の実質料金を計算できます。
| 順位 | 光回線名 | 2年間の実質料金 | 対応エリア |
|---|---|---|---|
| 1位 | NURO光(お得な申し込み先) | 20,400円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
| 2位 | Fon光(お得な申し込み先) | 22,372円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
| 3位 | コミュファ光(お得な申し込み先) | 42,800円 | 東海、長野県 |
| 4位 | ソフトバンク光(お得な申し込み先) | 44,580円 | 日本全国 |
| 5位 | ソネット光(お得な申し込み先) | 90,612円 | 日本全国 |
戸建住宅では、ソフトバンク回線が3回線以上あるならおうち割光セット対応のNURO光が最安、次いで安いのもセット割対応のFon光となりました。
東海地方で建物・地域がどうしてもNURO光に非対応な場合などは、3位のコミュファ光も検討してみてください。
3位までの回線がエリア外の地域に住んでいる方は、第4位のソフトバンク光をおうち割光セットを適用しつつ使ってみましょう。
集合住宅×家族内のソフトバンクスマホが3台以上の場合
最後に、集合住宅において家族内のソフトバンクスマホが3台以上の場合の料金を比べてみましょう。
| 順位 | 光回線名 | セット割抜きの 2年間の合計料金(※1) |
対応エリア |
|---|---|---|---|
| 1位 | ソフトバンク光(お得な申し込み先) | 7,620円 | 日本全国 |
| 2位 | NURO光(お得な申し込み先) | 20,400円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
| 3位 | Fon光(お得な申し込み先) | 22,372円 | 北海道・関東・東海・関西 広島、岡山、福岡、佐賀 |
集合住宅でソフトバンクスマホが3台以上なら、一番安いのがソフトバンク光となりました。
2位のNURO光や3位のFon光と比べても圧倒的な差がありますね。
ソフトバンク光はNTTフレッツ光対応のエリア・建物なら日本全国で申し込めるので、契約ハードルも低いですよ。
