現在ADSLを使っている方は注意が必要で、2024年にはサービスが終了してしまいます。
今後も自宅のネット環境が必要な方は、ADSLから他の光回線へ乗り換えましょう。
とくにおすすめしたい乗り換え先はauひかりで、auやUQモバイルユーザーはスマホ代を抑えつつ快適なネット環境を整えられます。
この記事では、ADSLからauひかりへの乗り換えについて解説します。
Contents
ADSLは2024年3月までに完全終了!auひかりへの乗り換えはお早めに!
ADSLは2024年現在もまだサービスが提供されていますが、既に新規申し込みの受付は終了済みです。
さらに2023年1月31日には、NTT東日本・西日本のフレッツ・ADSLのサービスが完全に終了してしまいます。
ソフトバンクのADSLサービスも2020年3月から順次サービスの提供終了が進んでいて、2024年3月末にはYahoo!BB ADSLやホワイトBBなどのソフトバンク系ADSLサービスが完全終了となります。
ADSLとauひかりをざっくり比較
ADSLとauひかりの料金やセット割などの特徴について、比較を行ってみました。
auひかり | フレッツ・ADSL(東日本、下り47M) | フレッツ・ADSL(西日本、下り47M) | Yahoo!BB ADSL(下り50M) | |
終了予定日 | 予定なし | 2023年1月31日 | 2024年3月末 | |
月額料金 | 戸建住宅35ヶ月間3,980円、36ヶ月目~5,390円/集合住宅23ヶ月間2,474円、24ヶ月目~4,454円 | 電話加入権あり:3,340円/なし:5,540円 | 電話加入権あり:3,278円/なし:5,445円 | 電話加入権あり:4,228円/なし:5,820円 |
セット割 | auスマートバリュー auユーザーは最大1,100円×10回線割引/自宅セット割 UQモバイルユーザーは最大858円×10回線割引 | × | × | おうち割光セット ソフトバンクユーザーは最大1,100円×10回線割引 |
最大速度 | 上下1Gbps | 下り47Mbps/上り5Mbps | 下り47Mbps/上り5Mbps | 下り50.5Mbps/上り12.5Mbps |
電話サービス | auひかり電話 | × | × | × |
TVサービス | auひかりテレビサービス | × | × | × |
安価なイメージがあるADSLですが、実際のところそこそこ高速な50Mbps前後のプランと比べればそこまで光回線との差はありません。
上下最大1Gbps対応のauひかりはADSLよりも圧倒的に高速なうえでセット割もありますし、光電話や光テレビといったオプションもあることを考えると、総合的にはADSLよりもお得です。
auひかりを選ぶべきなのはauひかり対応エリア内のauユーザーとUQモバイルユーザー
auひかり以外にも光回線は色々ありますが、auひかりを選ぶべきなのは対応エリア内に住んでいるau・UQモバイルユーザーです。
auひかりではauやUQモバイルとのセット割があるため、セットで使うことでスマホ代を最大10回線分割引にできます。
そしてauひかりは基本的に日本全国で申し込み可能、ただし東海や関西の戸建住宅など一部エリアだと申し込めないこともあります。
まずはauひかり公式サイトでエリア検索をしてみて、エリア内だったらau・UQモバイルを使っている方はぜひ乗り換えを検討してみてください。
auひかりを使うならauひかり電話に加入しよう
自宅でNTTなどの固定電話を使っている方は、auひかりを利用する場合に合わせて契約したいのがauひかり電話です。
auひかり電話は月額550円で、加入電話の電話番号を引き継いで利用できます。
国内の固定電話には3分8.8円、auやUQモバイルの携帯電話へは1分17.5円など、低価格かつ全国一律の料金で電話をかけられるのも魅力ですよ。
またauひかり電話は、auスマートバリューやUQモバイルの自宅セット割といったスマホのセット割引を受けるための必須条件にもなっています。
ADSLからauひかりに乗り換えるメリット
auユーザーなら「auスマートバリュー」で安く使える
auユーザーの方がauひかりとauひかり電話を契約すると、「auスマートバリュー」によりスマホ代が毎月最大1,100円×10回線割引になります。
自分だけでなく、家族のスマホ代も割引にすることができますよ。
例えば現在使い放題MAX 5Gを契約している場合の通常月額料金は7,238円ですが、auスマートバリューを適用すれば6,138円まで下げられます。
UQモバイルユーザーなら「自宅セット割」で安く使える
KDDIが展開しているau回線の格安SIM・UQモバイルユーザーの方も、auひかり+auひかり電話契約で自宅セット割を適用できます。
くりこしプラン+5GのS/M契約なら638円、Lなら858円を最大10回線割引にできますよ。
例えば3GB1,628円のくりこしプランS+5Gなら、なんと月額990円で使えてしまいます。
ただでさえ大手キャリアよりも安いUQモバイルのスマートフォン料金をさらに下げられるのは、auひかりとUQモバイルを組み合わせるうえでの大きなメリットになりますね。
電話加入権なしタイプのADSLならauひかりの方が安い
auひかり | フレッツ・ADSL(東日本、下り47M) | フレッツ・ADSL(西日本、下り47M) | Yahoo!BB ADSL(下り50M) | |
月額料金 | 戸建住宅35ヶ月間3,980円、36ヶ月目~5,390円/集合住宅23ヶ月間2,474円、24ヶ月目~4,454円 | 電話加入権あり:3,340円/なし:5,540円 | 電話加入権あり:3,278円/なし:5,445円 | 電話加入権あり:4,228円/なし:5,820円 |
そもそもADSLはサービスが終了するので、自宅のネット環境が必要なら他社へ乗り換えるしかないのは確定ですが…、乗り換えによってネット料金が下がる可能性もあることは覚えておきましょう。
電話加入権ありで使っている場合も、スマホとのセット割やauひかり電話導入による固定電話代の削減を考慮すればやはりauひかりのほうが安上がりになる可能性がありますよ。
最大速度は20倍以上 実測速度(平均)で50倍も速くなる
ADSLからauひかりに乗り換えれば、通信速度も大幅に向上します。
例えばADSLが下り最大50Mbpsとして、auひかりは最大1Gbpsなので最大速度はなんと20倍まで上がります。
スピードテスト結果をまとめているWebサイト・みんそくにまとめられているADSLの下り平均速度はが約11Mbpsでした。
auひかりは平均下り速度が約440Mbpsだったので、利用者が実際に自宅で出せている実測速度もauひかりのほうが40倍ほど高速です。
auひかりに乗り換えれば、ADSLを使っていた頃よりも動画再生やオンラインゲーム、通常のWebサイト閲覧などに至るまで圧倒的に快適になることに期待できますよ。
今後もずっと使える
ここまで解説してきたとおり、ADSLは2024年3月に完全終了となります。
auひかりのような光回線ならサービス終了の予定がまったくないので、今後ずっと使い続けられるのも嬉しいですね。
ひかり電話が使える
auひかりは月額550円でauひかり電話を利用可能です。
月額料金や通話料金が安価な光電話をセットで利用できるのも、ADSLからauひかりへ乗り換えるメリットとして挙げられます。
auひかりの工事費が無料になるキャンペーン実施中
auひかりの契約時には、新規登録料3,300円の他に戸建住宅で41,250円、集合住宅で33,000円の工事費(初期費用)がかかります。
しかし現在、So-netからauひかりを申し込めば月額料金が割引になるため、工事費を実質無料にできます。
ただし工事費完済前に解約すると、残債が発生してしまうことにはご注意ください。
最大7万円キャッシュバックキャンペーン実施中
So-netからauひかりを申し込めば、なんと70,000円のキャッシュバックがもらえます。
例えばSo-netではauひかりが戸建住宅だと3年間月額3,980円ですが、7万円キャッシュバックをもらえば事実上17ヶ月分の月額料金を無料にすることができますよ。
現金でのキャッシュバックなので、もちろん使い道は自由です。
キャッシュバックキャンペーンは今後終了してしまう可能性もあるので、高還元を受けつつお得にADSLからauひかりへ乗り換えたい方は開催しているうちに申し込みを行いましょう。
ADSLからauひかりに乗り換えるデメリット
続いて、ADSLからauひかりへ乗り換える際に気をつけたいデメリット・注意点を確認していきましょう。
電話加入権ありタイプのADSLよりは高い
現在電話加入権ありでADSLを使っている場合は、auひかりへ乗り換えることでネット回線の月額料金が上がってしまいます。
ただしauスマートバリューや自宅セット割を使ったり、auひかり電話を導入したりすればスマホ代や固定電話代が下がるので、総合的にはauひかりのほうが安上がりになる可能性もありますよ。
開通工事が必要
ADSLと光回線は全く別の回線で、乗り換える際は新たに開通工事をして自宅へ光ファイバーを導入する新規契約手続きが行われます。
もちろん工事費がかかりますし、作業員の方が自宅に訪れて立ち会いのもと工事をするため待ち時間も必要となります。
ただし工事費はSo-netから申し込めば月額割引で実質無料になるので、あとは工事のスケジュール調整にさえ注意すればそこまで大きな問題はありません。
auひかりを解約する際の費用が高くなる場合がある
auひかりを解約する際は、戸建住宅だと必ず撤去工事費が31,680円かかってしまいます。
またプラン解約時は、更新月以外は戸建住宅(ずっとギガ得プラン)で16,500円、集合住宅(マンションギガ・お得プランA利用時)は7,700円の費用がかかります。
解約時の負担が大きいauひかりですが、解決策としては解約金還元キャンペーンを実施している光回線に乗り換える方法がありますよ。
ソフトバンク光など様々な光回線が解約金負担系のキャンペーンを開催しているので、他社へ乗り換える時は活用してみてください。
ADSLからauひかりへの乗り換え手順
ADSLからauひかりへは、非常にかんたんに乗り換えられます。
①auひかりの申し込みをする
ADSLからauひかりへ乗り換える際は、まずauひかりの申し込みを先に済ませましょう。
auひかりは戸建住宅だと申し込みから1~2ヶ月、マンションは1~2週間で利用開始となり、混み合っているなどすると開通工事には時間がかかることもあります。
早く利用を開始したい場合は、早めに申し込むことが重要です。
②auひかりの工事~開通
申し込みを終えると工事日の調整が行われ、やがて決まった日程で立ち会いのもと工事が行われます。
まず自宅に通信用の機器やサービスに関する案内書類が届き、その後建物内に光ファイバーを通す作業が行われます。
③auひかりの設定
開通工事が終わったら、事前に届いている宅内機器を光ファイバーと接続してauひかりの通信環境を整えましょう。
自分で設定作業をするのがどうしても難しい場合は、KDDI提供の「かけつけ設定サポート」を利用して作業を代行してもらうこともできますよ。
④ADSLを解約
auひかりの導入が終わった段階で、ADSLを解約しましょう。
インターネットが使えない期間が発生すると不便なので、auひかりが使えるようになってから解約するのがおすすめです。
早めに解約を申し込む場合も、利用終了のタイミングはauひかりの開通日より後になるように調整しましょう。
ADSLからauひかりに乗り換える際にかかる期間はどれくらい?
ADSLからauひかりへ乗り換えるのにかかる期間は、戸建住宅だと1~2ヶ月、マンションなら1~2週間程度です。
ただし申し込み希望者が多いタイミングだともっと時間がかかってしまうこともあるので、ご注意ください。
例えばADSL終了間近になってからだといつもよりも工事が混み合う可能性があるので、早めに申し込みを行い待ち時間をできるだけ短く抑えましょう。
その他Q&A
ADSLで使っているメールアドレスをauひかりに引き継げる?
現在ADSLで使っているメールアドレスは、基本的にauひかりに乗り換えると引き継げません。
利用中のプロバイダがメールアドレス単体でサービスを継続できるオプションなどを提供している場合は、例外として乗り換え後もメールアドレスを使い続けられます。
固定電話(アナログ電話)の番号をauひかり電話に引き継ぐことはできる?
auひかり電話は、NTTのアナログ電話から電話番号を引き継いで使えます。
電話機もそのまま利用可能なので、電話機・電話番号共に今までと変わらない状態で料金をお得にできますよ。
【auひかり】お得な申し込み先&今月のキャンペーン
auユーザーなら毎月最大2,200円/台 割引(auスマートバリュー)
UQモバイルユーザーなら毎月最大858円/台 割引(自宅セット割)
【増額中!】(戸建ての場合)ネットのみ:56,000円 ネット+電話かつauかUQモバイルユーザー:72,000円キャッシュバック
【増額中!】(集合住宅の場合)ネットのみ:56,000円 ネット+電話かつauかUQモバイルユーザー:72,000円キャッシュバック
【乗りかえ前回線の解約費用がかかる場合】(戸建ての場合)さらに最大6万円キャッシュバック (集合住宅の場合)さらに最大5万円キャッシュバック ※auひかり 乗りかえスタートサポートキャンペーン
工事費実質無料(戸建ての場合はネット+電話契約が条件)
最短で開通翌月と開通4ヶ月後にキャッシュバックが受け取れる!
auでんきも申し込みでau Pay残高6,000円相当還元
【2022年7月の申し込み~解約金減額!】auひかりの解約金が戸建てなら4,730円 マンションなら2,730円に減額!
auひかりのエリアは、集合住宅(マンションタイプ)は日本全国OKですが、戸建ては下記都道府県ではエリア外となることが多いです。
福井、静岡、岐阜、愛知、三重
兵庫、滋賀、大阪、京都、奈良、和歌山
auひかりの撤去工事が「不要」に!
2022年7月以降にauひかりホームタイプ(戸建て)申し込みの場合、解約時の回線設備撤去が原則不要になりました。
auひかりホームタイプのデメリットだった「解約時に必ず撤去工事費がかかってしまう」点が解消され、しかも解約金も戸建て:4,730円 マンション:2,730円に減額されたため、利用しやすくなっています!
※回線撤去を依頼する場合は撤去工事費(31,680円)がかかります
※マンションプランの場合は元々撤去工事費の設定なし